こんな悩みを抱えている大学生の悩みにお答えします。
どうもこんにちは。たか(@taka_manatabi)です。
大学を辞めたいと思っている大学生のあなた、一度立ち止まって考えてみませんか?
- 本当に大学辞めちゃっても大丈夫かな?
- 中退後はどうなるんだろう?
こんな思いがあるからこそ、この記事にたどり着いたのでしょう。
実は、僕も大学を退学しようとしていた過去があります。
ということで今回は、僕自身の経験から本当に大学を辞めちゃってもいいのかということについて話していきます。
こんな人にオススメ
- 大学と距離をおきたい人
- 大学中退を考えている人
- 中退か休学か迷っている人
ちなみに僕は、大学中退を考えていましたが結局「休学」を選びました。
休学後の生活なども含めて、僕の体験談はこちらで紹介しています。
【体験談】大学中退を考えていたけど結局「休学」を選んだ話【その後の生活】
大学中退や休学の現状
まずは大学中退や休学の現状を見てみましょう。
ここで紹介するデータは、平成26年(2014年)に文部科学省から発表された「学生の中途退学や休学状況について」の調査結果です。
少し古く感じますが、これ以降に大学中退に関するデータは発表されていないので、これが最新のデータです。
大学中退率・休学率
まず大学の中退率・休学率は以下のようになっています。
- 中退率:全体の2.65%
- 休学率:全体の2.3%
つまり全体の約5%は休学や中退をしていることになります。
5%と聞くと少ないように感じますが、約20人に1人の割合です。
40人くらいの教室ならそのうち2人は退学や休学をすると考えると、そこまで少なく感じないのではないのでしょうか?
ここで1つ注意
ネットで[大学中退率]とかって調べると、「4年間で約10%は中退をしている」と記載している記事がかなり多いです。
しかしこれは間違いです。
【1年間の中退率が2.65%】×【4年間】
=【大学4年間の中退率は10.6%】
という式で紹介されていることが多いのですが、これは間違いです。
単純に1年間の割合を4倍しても4年間の割合にはなりません。
詳しくは数学になってしまうのでここでは解説は省きますが、とにかくこのデータは間違いです。
文部科学省は「4年間の大学中退率は10.6%」なんて一言も言っていません。
また「学生の中途退学や休学状況について」のデータには、学年ごとのデータはないので、この調査は全学年を対象にしているはずです。
あくまで目安として
- 中退率:全体の2.65%
- 休学率:全体の2.3%
このデータを捉えましょう。
大学中退・休学の理由
続いて大学中退・休学の理由を見てみましょう。
以下の円グラフは「学生の中途退学や休学状況について」を参考に独自で作成したものです。
中退の理由
大学中退の主な理由はこんな感じ。
「経済的理由」「転学」「学業不振」「就職」が多いです。
「転学」と「就職」は中退の理由というよりは結果なので、何か別の理由で退学したと考えるのが妥当でしょう。
しかしこの結果はあくまでデータなので、実際は「大学の授業に意義を見出せない」とか「何となく大学にはいたくない」みたいな理由が多い気がします。
休学の理由
大学休学の理由はこんな感じ。
「経済的理由」「海外留学」「病気・けが」が多いです。
しかしこの結果もあくまでデータ上の結果なので、実際は「何となく大学にはいたくない」みたいな理由が多い気がします。
実際僕が休学をした理由ですが、書類上は「病気」です。(本当に病気なのでウソではないです。)
ただ、当時の僕の心の中は、「とにかく早く大学から離れたい」の一心でした。
なので本当の退学理由・休学理由はこのデータから探ることはできないです。
なぜ大学を辞めたいのか
ではここで、なぜあなたが大学を辞めたいのかもう一度考えてみましょう。
先ほどの調査結果に出てきた理由に無理やり合わせる必要はありません。
僕のように「とにかく大学から離れたい」みたいな理由でもいいです。
大きく大学を辞めたい理由って
- とにかく大学から離れたい
- 学業不振で卒業できなさそう
- 大学の授業に意義を見出せない
- 経済的理由で大学を辞めざるを得ない
主にこの4つなのではないでしょうか?
とにかく大学から離れたい
僕が大学を辞めたいと思った理由がこれです。
もちろん「なぜ大学から離れたいのか」という理由は、人それぞれ別にあると思います。
何らかの理由で大学が嫌いになってしまったパターンですね。
学業不振で卒業できなさそう
学業不振で大学を辞めたいと思う人も多いです。
多くの学生は、4年で卒業することを無意識のうちに目標にしています。
しかし、このままの成績だと何年も留年して卒業できなさそうだと思ったら、見切りをつけて辞めようと思うのがこのパターンですね。
大学の授業に意義を見出せない
これは僕も最初思いました。
長い大学生活の中で「大学の授業に意味はあるのか」と疑念を抱くことはあります。
自分なりに考えて、「大学に通う意味はない」と結論づける学生がこのパターンですね。
経済的理由で大学を辞めざるを得ない
退学、休学ともに「経済的理由」が一番多い理由でした。
特に、バイトなどをして自分で学費を払っている学生に多い理由なのではないでしょうか。
卒業までの学費が出せそうにないから辞めざるを得ないのがこのパターンですね。
大学中退後の進路をイメージできていますか?
大学を辞めたい理由は人それぞれですが、「大学を辞めた後」のイメージはありますか?
- 就職する
- 起業する
- 海外留学する
- 他の学校に行く
- 病気の場合治療に専念する
このように、退学後にやることがはっきりしているならいいのですが、「何も考えていないけど辞める」のは危険です。
もし本当に中退を決意するなら、「大学を辞めた後どうするのか」というイメージは明確にしましょう。
まずは休学してみませんか?
あなたの「大学を辞めたい理由」と「辞めた後のイメージ」を考えた上で、本当に大学を辞める必要があるのかをもう一度考えてみましょう。
中退後のイメージがない場合
もし「大学を辞めた後どうするのか」というイメージがないのなら、まずは休学をしてみてはどうですか?
実際に僕がこの状態でした。
とにかく今すぐ大学から離れたいけど、辞めた後にどうするのかの明確なイメージはありませんでした。
「とりあえずバイトする」みたいな曖昧なイメージしかできていませんでした。
僕と同じように中退後のイメージができていない場合は、退学よりも休学をした方がいいです。
とりあえず休学して、その間に本当に退学する必要があるのかをじっくりと考えましょう。
中退の理由や中退後のイメージが明確にある場合
中退の理由がはっきりしていたり、中退後のイメージが明確だったとしても、まずは休学をオススメします。
先ほど挙げた4つの主な理由ですが、それぞれが休学中に解決する可能性のあるものです。
- 大学から離れたい→まずは休学で
- 学業不振→休学中に勉強できる
- 意義を見出せない→休学中に考える
- 経済的理由→休学中に稼ぐ
もちろんすぐに解決策が出るものではないですが、1年、2年の休学で考えや状況が変わる可能性は十分にあります。
また、退学後のイメージの例で挙げた「起業」や「海外留学」は退学をしなくてもできることです。
本当に辞める必要があるのかをもう一度考えましょう。
「大学生」という身分は便利
「退学」と「休学」で一番大きく違うところは、社会的身分が変わることです。
- 「退学」→フリーター
- 「休学」→まだ学生
休学中は「学生扱い」です。
これは、学割が使えるみたいな理由で便利と言っているのではないです。
大学に意義を見出せないのなら「学生の身分でインターンに参加する」のはどうですか?
フリーターなら職探しが大変で、コロコロと職を変えるなんてことはできません。
しかしたとえ休学中であろうと「大学生」なら、インターンという名目で職を点々とすることも可能です。
実際僕も休学中にインターンに参加しました。
「大学生」という身分がいかに便利かは、大学と距離を置いて始めて気づくものなのかもしれません。
まとめ:退学届を出す前にまずは休学することをおすすめします!
大学から離れたいと思っている学生は意外と多いです。
もしあなたがそう思っているのなら、まずは誰かに相談しましょう。
自分で考えていても、悪い方にばっかり考えてしまいがちです。
他の人の意見や考えも聞いて、客観的に考えることも必要です。
身近な人には相談しにくいこともあると思います。
もし相談しにくいなら、僕に声をかけてください。
お問い合わせフォームを開放しているので、聞きたいことや相談したいことがあれば、気軽にどうぞ。
名前を記入する欄がありますが、ニックネームでも大丈夫です。
僕が休学した話や、休学後の話など、なんでも相談に乗りますよ。
その前に、僕が退学ではなく休学を選んだ経緯など、ひとりの体験談としてこちらを読んでみてください。
【体験談】大学中退を考えていたけど結局「休学」を選んだ話【その後の生活】
悩んでいる学生の救いになれば幸いです。
また、他の大学生活の記事は下記にまとめているので、ぜひ読んでみて下さい。