こうやって、自分の集中力のなさを嘆くことはありませんか?
もしかしたら、あなたの集中力のなさは、あなた以外に原因があるかもしれませんよ。
どうもこんにちは。たか(@taka_manatabi)です。
集中力を阻害する原因は様々なものがありますが、自分自身に原因がない場合もたくさんあります。
自分以外に原因がある場合に多いのが「ストレス」です。
ということで今回は、集中力とストレスの関係とそのその対処法を紹介します。
こんな人にオススメ
- 集中力がない
- 集中とストレスの関係を知りたい
集中力とストレスの関係
集中力とストレスにはどのような関係があるのでしょうか?
この2つの関係に深く関係するある心理学の実験を紹介します。
チョコとラディッシュの実験
そのある実験とは、チョコとラディッシュ(二十日大根)を用いた実験でした。
前日からなにも食べず、お腹を空かしている学生に食べ物を与え、その後難しいパズルに挑戦してもらいます。
まず、この学生をA・Bの2つのグループに分け、それぞれ違う食べ物を与えます。
- Aグループ:チョコレート
- Bグループ:生のラディッシュ
A・Bそれぞれのグループに与えたものを食べてもらい、その後パズルに挑戦してもらいます。
そして、2つのグループのパズルの結果の違いに注目します。
このような実験をしました。
甘いチョコレートと辛いラディッシュで、集中力にどのような違いがみられるのでしょうか?
皆さんも少し考えてみてください。
考えましたか?
実験結果はこのようになりました。
実は2つのグループに解いてもらったパズルは、絶対に解けないものでした。
すると…
- Aグループ:平均19分
- Bグループ:平均8分
このように、2つのグループが絶対に解けないパズルと格闘した時間に大きな差が生まれたのです。
さらに、Bグループの学生には強い疲労感もみられました。
結果からわかること
この実験結果からどういうことがわかるのでしょうか?
一言で言うと、
ストレスが集中力を阻害する
ということです。
お腹が空いた状況で、辛いラディッシュしか食べられないとなると、かなりのストレスを感じるはずです。
Bグループの学生はストレスを抱えた状態で難しいパズルを解いていたので、集中できるはずもなくすぐに諦めてしまったのです。
また、パズルを解くのを諦めた後、強い疲労感がみられました。
これは、大した集中はできないにもかかわらず疲れはするという、効率の悪い作業になっていることを示しています。
実生活で考えてみる
では実生活において、ストレスが集中力を阻害する状況って、どんな状況でしょうか?
- 親に「勉強しろ」と言われた後の勉強
- 上司から叱られた後の仕事
- 溜まっている資料整理
こんな感じで、色々な状況が考えられますね。
ストレスを感じている状況では、集中力は発揮できません。
なので、集中して何か作業をしたい時は、ストレスへの対処法を考えなくてはなりません。
集中する方法
集中するには、ストレスが邪魔になります。
なのでストレスへの対処法を考える必要があります。
ストレスへの対処法
一番簡単なストレスへの対処法は、
ストレスから逃げる
です。
自分のストレスになる原因から離れて作業すれば、集中できますよね。
簡単な話です。
しかし、「逃げる」と言う言葉を使うと、
「逃げたらダメだ!成長できないぞ!」
と言ってくる人がいますよね。
でも、本当にそうなのでしょうか?
逃げは負けなのか
確かに、ストレスなどの困難から逃げずに立ち向かっていくことも大切です。
しかし、それによって得られることってなんでしょう?
- 強靭なメンタル?
- 問題解決能力?
確かに得られることはありますが、絶対的なデメリットがあります。
それは、自分の時間を浪費してしまうことです。
もしあなたの目的が、強靭なメンタルや問題解決能力を身に付けることなら、困難に立ち向かうべきです。
しかし今のあなたの目的は、集中して作業することですよね。
自分の目的ではないことに時間をかける必要はありません。
「集中して作業する」という目的のためなら、「逃げ」は「負け」ではなく、1つの「手段」になります。
逃げることに対してなにも負い目を感じることはありません。
集中できる環境を求めてストレスから逃げましょう。
まとめ:集中するならストレスから逃げろ!
ストレスは集中を阻害してしまいます。
なので積極的にストレスから逃げ、集中できる環境を探すことが重要になってきます。
自分が集中できる環境を見つけられれば、どんな作業も捗ります。
カフェなどで勉強したり、パソコンで作業している人をよく見かけますよね。
そういう人は、自分が集中できる環境をしっかりと把握しているのです。
集中するには、ストレスから逃げることも大切ですが、どうすれば自分は集中できるのかを知ることも重要です。
集中のメカニズムと集中できる環境については、こちらで詳しく紹介しています。
集中のメカニズムを知っていれば、どんな状況でも集中状態に入ることができますよ。
ぜひ読んでみてください。
また、他の効率化の記事は下記にまとめているので、ぜひ読んでみて下さい。