どうもこんにちは。たか(@taka_manatabi)です。
受験勉強のモチベーションを上げるために、合格体験記を読む事があります。
受験勉強のモチベーションを保つのは大変ですが、それを保つ方法として「合格体験談を読む」というのは、有効なひとつの手段です。
他の人の成功体験を知ることは自分の成功イメージにもつながります。
しかしここで、重要なことを思い出して欲しいのです。
それは、「成功した人がいるということは、失敗した人もいる」ということです。
受験でいうと、合格した人がいるということは、不合格になった人もいるということです。
当たり前のことですが、当時の僕はそんなこと全く気にかけていませんでした。
そして僕は、失敗した人の方になってしまいました。
受験勉強の際、合格した人から「なぜ合格できたのか」を学ぶことも重要です。
しかしそれよりも、不合格になった人から「なぜ合格できなかったのか」を学ぶことの方が重要です。
という事で今回は、僕がなぜ合格できなかったのかを綴った早稲田大学不合格体験記を紹介します。
こんな人にオススメ
- 高校生や浪人生
- 他人の失敗から学びたい人
- 第一志望の大学に合格したい人
僕が目指していた大学が早稲田大学なので、今回は早稲田大学の不合格体験記になりますが、この記事内には大学受験全般に言えることもたくさんあるので、皆さんの志望大学に当てはめて読んでください。
なぜ不合格体験記が重要なのか
僕の不合格体験記に行く前に、なぜ不合格体験記が重要なのかを抑えておきます。
不合格体験記を読む重要性は以下の3つのことから言えます。
- 合格者と不合格者の数
- 不合格体験記がない
- 人間は失敗から学ぶ
ひとつずつ説明します。
合格者と不合格者の数
ここでひとつ質問です。
大学受験において、合格者と不合格者、どちらが多いでしょうか?
一度手を止めてこの質問についてちょっと考えてみてください。
おそらくこう思った方がほとんどなのではないでしょうか。
ですが重要なことなので、ここで一度確認しておきます。
大学受験では、合格者より不合格者の方が多いんです。
もちろん大学や学部にもよりますが、多くの大学では不合格者の方が多く出ます。
受験する大学が、難関大や有名大と言われる大学になればなるほどその数は多くなってきます。
これは、学校や塾、予備校で必ず説明されることなんですが、受験勉強を始めて時間が経ってくると、この当たり前のことを忘れてしまうんです。
大事な事なのでもう一度言っておきます。
大学受験では、合格者より不合格者の方が多いんです。
不合格体験記がない
では、なぜ合格体験記はあるのに不合格体験記はないのでしょう。
毎年3月頃になると、学校や塾、予備校などから合格者による合格体験記が出始めますし、最近では、ネット上にも合格体験記は溢れています。
Googleで [○○大学 合格体験記] なんて検索をかければ、数えられないほどの合格体験記がヒットします。
しかし逆に、 [○○大学 不合格体験記] と検索をかけても、不合格体験記はなかなか出てきません。
難関大や有名大の不合格体験記ならいくつか出てきますが、まだまだ数は少ないです。
合格者より不合格者の方が多いはずなのに、あるのは合格体験記だけ。
ただ、これもある意味納得できるところがあって、人間って自分の失敗はなるべく隠しておきたいと考えますよね。
わざわざ自分の失敗をネット上に晒そうなんて人はなかなかいません。
しかしそれだと、受験生は大学受験の現実を知らずに受験を迎えてしまうことになります。
そういう受験生ができるだけ少なくなるように、今回僕は、自分の不合格体験を綴っているわけです。
人間は失敗から学ぶ
そもそも人間という生き物は、過去の失敗から学んで成長する生き物なんです。
マイクロソフトの創業者、ビルゲイツも次のように言っています。
「成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ。」
”It’s fine to celebrate success, but it is more important to heed the lessons of failure.”
もちろん、過去の自分の失敗から学ぶことは大切ですが、他人の失敗から学ぶことも重要です。
「反面教師」という言葉があるように、限られた人生の中で成功を収めるためには、自分の失敗から学ぶことに加え、他人の失敗も自分に生かす必要があります。
ぜひ僕を「反面教師」にして、皆さんは僕の失敗を自分に生かしてください。
ちなみに、他の名言の記事は下記にまとめているので、ぜひ読んでみて下さい。
早稲田大学の不合格体験記
前置きが長くなりましたが、ここからが実際に僕の受験体験を記した不合格体験記です。
僕は、現役の時と浪人の時と、2度不合格を経験をしています。
受験した学部は商学部と社会科学部で、受験科目は「英語」「国語」「数学」の3科目です。
「なぜ合格できなかったのか」というところに焦点を合わせて、不合格になった3つの原因を僕なりに分析してみました。
3つの原因は以下の3つです。
- 勉強法を身に付けるのが遅すぎた
- 英語が壊滅的に不得意だった
- 周りに早稲田志望が少なかった
ひとつずつ詳しく説明します。
原因1:勉強法を身に付けるのが遅すぎた
受験勉強において一番重要なことは、自分に合った勉強法で勉強しているかということです。
勉強法や学習論は数えられないほどあり、全てを試すなんてことは不可能です。
例えば、英単語の覚え方ひとつをとっても、
- 書いて覚える
- 声に出して覚える
- 耳で聴いて覚える
- 赤シートを使って覚える
- 単語カードを作って覚える
など、たくさんの覚え方がネット上に転がっています。
これは、どのやり方が良いのか悪いのかという話ではありません。
どのやり方が自分に合っているのか、どのやり方が自分の志望校の入試に合っているのかを見極めないといけないということです。
僕は受験期に、様々な勉強法をネットで調べたり、周りの人から聞いたりして、どれもこれも試そうとしていました。
すると、自分の中に定まった軸みたいなものがなくなってしまいました。
しかしこれはしょうがないところもあって、受験生に対しては、いろいろな人が勉強法のアドバイスをしてきます。
ただ、それを全て聞き入れていては僕みたいになってしまうので、情報の取捨選択をしっかりする必要があります。
周りの声を聞きすぎると、自分にとってマイナスになってしまう可能性があることは注意しなければならなりません。
原因2:英語が壊滅的に不得意だった
大学や学部にもよりますが、大学入試で一番不得意にしてはいけない科目は「英語」です。
つまり、英語は大学入試で最も需要な科目だということです。
これにはいくつか理由があります。
- 文理関係無く必須
- 配点が高い
- 得点に波が出にくい
代表的な理由はこの3つです。
まずこの3つを軽く説明します。
①文理関係無く必須
まず、一般的な私立大学の受験科目は次のようになっています。
受験科目 | |
文系 | 英語・国語・社会(or 数学) |
理系 | 英語・数学・理科(物理・化学など) |
文系でも理系でもどちらも英語は必須なんです。
国公立大学の場合でも、もちろん英語は必須です。
②配点が高い
大学入試の英語は、他の科目に比べて配点が高い傾向にあります。
僕が受験した商学部と社会科学部の各科目の配点は次のようになっています。
英語 | 国語 | 社会 or 数学 | |
商学部 | 80点 | 60点 | 60点 |
社会科学部 | 50点 | 40点 | 40点 |
このように、英語は配点が高いのです。
他の大学の入試でも、英語は他の教科の約1.2倍〜2倍の配点が割り振られています。
③得点に波が出にくい
社会や数学は得意な分野や単元によって、良い時と悪い時がはっきりします。
しかし、英語は比較的得点が安定しやすい科目のひとつです。
英語が不得意な人は低い得点で安定し、得意な人は高い得点で安定します。
つまり、英語は他の科目に比べて差がつきやすい科目で、英語が不得意な人はそれだけでハンデを背負っていることになります。
このように、英語という科目は大学入試においては最優先して勉強するべき科目であることは一目瞭然です。
しかし僕は、英語が圧倒的に苦手だったのです。
どれくらい苦手だったかというと…
- 代ゼミ早大プレの偏差値:39.5
- マーク模試の得点:120点前後
これくらい酷かったです。
この結果はどちらも高3の頃の結果なので、まぁ受かるわけない点数ですね。
「じゃあなんで早稲田受けたんだよ」ってなりますが、僕は数学がものすごく得意で、高3の時の代ゼミの早大プレの数学で全国1位を取りました。
絶対的な得意科目があったので早稲田を受験しましたが、それでも英語ができないと落ちるんです。
英語が不得意だと早稲田おろか、大学入試自体かなり難しくなります。
原因3:周りに早稲田志望が少なかった
僕は関西に住んでいて、地元の公立高校に通っていたので、周りの学生は関西の大学を目指す人がほとんどでした。
また、偏差値68くらいの田舎の自称進学校は、国公立大至上主義なので、私立志望の生徒も少なかったです。
その少ない私立志望の生徒もほとんどが関関同立を目指していて、早慶やMARCHなどの東京の大学を目指している生徒は片手で数えられるくらいでした。
なので僕の周りに早稲田志望の人はほとんどいませんでした。
と思う人もいるかもしれませんが、実は周りに自分と同じ志望校の人がいるというのは結構大事なんです。
周りに自分と同じ志望校の人がいると、その人たちは同志でありライバルでもあるという存在になります。
同じ目標を持った同志ならではのメリットはたくさんあります。
- 大学の情報交換
- 勉強の進捗状況の確認
- 仲間がいるという安心感
これは一部ですが、仲間がいるといないとでは、状況が全く違います。
また、同時にライバルでもあるので、負けないようにしようという勉強へのモチベーションを保つこともできます。
僕の場合、周りにいた文系早稲田志望の人は、学校に1人、予備校に1人のたった2人でした。
しかも2人とも選択科目が日本史だったので、お互いに情報交換をしたり勉強の進捗状況を確認し合ったりというのはありませんでした。
また、どうしても自分1人で孤独に戦っている気がしてしまい、メンタル的に追い込まれてしまうこともありました。
当ブログでは、モチベーションに関する記事もあるので、ぜひ読んでみて下さい。
受験生へのアドバイス
これらの僕の経験を踏まえて受験生の皆さんにいくつかアドバイスをします。
自分に合った勉強法を早く身に付ける
自分に合った勉強法は早い段階で見つけてください。
勉強法によって学習効率は全く変わってしまいます。
勉強法を早い段階で身に付けるために、普段から勉強する習慣をつけてください。
勉強する習慣をつけるのは高2、高1と早ければ早い方が良いです。
普段から勉強習慣のある人は、自然と自分に合った勉強法が身につきます。
その勉強法を軸に、自分の志望校に合った勉強法に少しずつシフトしていけば、無理なくスムーズに受験勉強に入れるでしょう。
そして、受験勉強に行き詰まった時は、下記の2つを覗いてみて下さい。
勉強のちょっとしたコツや、効率的に勉強できる方法を紹介してます。
また、勉強計画もしっかり立てましょう。
ずさんな計画だと、何も意味ありませんよ。
勉強計画の立て方はこちらで詳しく紹介しています。
受験勉強における正しい勉強計画の立て方とは?【現役の塾講師が解説】
英語を得意科目にする
大学入試における英語の重要性は皆さんもよく理解していただいたと思います。
僕みたいに英語の他に絶体的な得意科目があっても、英語が不得意だと大学入試はかなり厳しいです。
もし、英語が不得意なら英語の勉強を最優先にしてください。
まず英語の不得意イメージを払拭し、その後英語が得意だと言えるまで伸ばす事ができれば、かなり有利にはたらきます。
英語は差のつきやすい科目です。
入試本番で差をつける側になるのか、差をつけられる側になるのかではどちらの方がいいか、簡単な話ですよね。
英語のオススメの参考書&問題集をまとめているので、参考にしてみてください。
- おすすめの英単語帳6選+2
- おすすめの英文法参考書&問題集11選
- おすすめの英文解釈参考書6選
- おすすめの長文問題集5選
- おすすめの英作文参考書(*準備中)
同じ志望校の人を積極的に見つける
「受験は団体戦」なんてよく言われますが、1人では団体戦は戦えません。
同じ志望校の人を積極的に見つけ、その人を自分の同志でライバルだとみなし、「1人で戦っている」と思わないようにしてください。
受験仲間は、いないよりはいるに越したことはないです。
そして、同じ志望校の同志とやって欲しいことがあります。
それは「目標を明確にする」ということです。
目標を目に見える状態にすることで、合格への一番の近道から外れることなく前へ進めます。
詳しくはこちらで紹介しているので、是非参考にしてみてください。
【図解&作り方】マンダラチャートで目標を視覚化しよう!【受験を例に解説】
まとめ:不合格体験記を反面教師にして合格へ突っ走れ!
受験を突破する3つのポイントは、
- 自分に合った勉強法を見つける
- 英語を得意科目気にする
- 同じ志望校の仲間を作る
受験勉強をする際は、この3つを頭に入れておいてください。
僕の不合格体験記を読んで少しでも皆さんの悩みを晴らせたら、「不合格」という失敗を曝け出してよかったなと思えるので、皆さんの役に立てたら幸いです。
第一志望合格を目指して受験勉強頑張ってください!
また、他の大学受験の記事は下記にまとめているので、ぜひ読んでみて下さい。