せっかく勉強するなら、効率よく勉強したいですよね。
特に受験勉強は時間との勝負になることもあるので、効率よく点を取れるに越したことはありません。
では、どうすれば効率よく勉強できるのでしょうか?
どうもこんにちは。たか(@taka_manatabi)です。
学生の皆さん、効率の良い勉強をしていますか?
効率を考えずに闇雲に勉強するのはとても危険です。
例えば、100個のことを完璧に覚えるのに、2時間かかるAさんと1時間で覚えられるBさん、皆さんはどちらになりたいですか?
もちろん後者ですよね。
この2人は、例え全く同じ時間勉強したとしても、身についたことは倍違うことになります。
長く勉強すればするほどAさんとBさんの知識のギャップは大きくなってしまいます。
この例からも、勉強に効率を求めることはかなり重要であることがわかります。
ということで今回は、インプットとアウトプットに注目した、効率の良い勉強法を紹介します。
インプット・アウトプットとは?
そもそもインプット・アウトプットってどういう意味なんでしょう?
インプットの意味
まずは「インプット」の辞書的な意味を見てみましょう。
大辞林 第三版の解説
インプット【input】( 名 ) スル
①外部にあるものを内部に取り込むこと。特に、コンピューター内部にデータを取り込むこと。入力。
②投入。投入量。 ⇔ アウトプット
(参考:インプットとはーコトバンク)
一言で「インプット」を説明すると、「入力」です。
つまり、勉強におけるインプットは「頭に入れて覚えること」です。
勉強におけるインプットは次のようなものがあります。
- 授業を聞く
- 暗記をする
- 参考書を読む
アウトプットの意味
続いて「アウトプット」の辞書的な意味をみてみましょう。
大辞林 第三版の解説
アウトプット【output】( 名 ) スル
①内部に入っているものを外に出すこと。特に、コンピューターのデータを外部に取り出すこと。出力。
②産出。産出量。 ⇔ インプット
(参考:アウトプットとはーコトバンク)
一言で「アウトプット」を説明すると、「出力」です。
つまり、勉強におけるアウトプットは「覚えたことを実際に使うこと」です。
勉強におけるアウトプットは次のようなものがあります。
- 覚えたことをまとめる
- 問題演習をする
- テストをする
- 人に教える
インプット・アウトプットと勉強の関係
もう気付いた人もいると思いますが、アウトプットはインプットがないと成り立たないんです。
まず、授業を聞いたり参考書を読んだりして、脳に情報をインプットします。
そして、そのインプットした情報を問題演習やテストでアウトプットします。
これが、勉強におけるインプットとアウトプットの関係です。
よく、「インプット」=「勉強」と思っている学生がいますが、これは間違いです。
「インプット」→「アウトプット」という流れが正しい「勉強」です。
インプットとアウトプットのバランス
では、インプットとアウトプットをどのように使えば効率の良い勉強ができるのでしょうか?
それは、インプットとアウトプットの比率を3:7にすることです。
この数字は、コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の研究によって導かれた数字で、一般にインプットとアウトプットの黄金比と言われています。
つまり勉強においては、インプットよりアウトプットの方が重要なんです。
アウトプットの重要性
なぜ勉強において、インプットよりアウトプットの方が重要なんでしょうか?
それは、アウトプットの方が脳に記憶が定着するからです。
しかし、日本の教育現場では圧倒的にアウトプットが少ないのです。
学校や塾などではインプット中心の授業が行われ、アウトプットの機会は宿題やテストくらいです。
インプットとアウトプットの理想的な比率が3:7だとすると、圧倒的にアウトプットが足りません。
オススメのアウトプット法
僕が浪人していた頃、ある講師に「復習は授業の3倍の時間をかけてやれ」と言われました。
これはインプットとアウトプットの比率が1:3ですが、黄金比の3:7に近いものと考えて良いでしょう。
しかし、いくらアウトプットの方が重要と言われても、具体的に何をすれば良いのかが分からないですよね。
なので僕がやっていたアウトプット法を紹介します。
僕がやっていたアウトプット法は、
- 授業を再現する
- 自分の言葉でまとめる
- 実際に問題演習をする
この3つです。
授業を再現する
まず授業が終わった後に、ノートやテキストを見直しながら、頭の中で授業でやった内容を再現していきます。
これは、授業の内容をもう一度インプットするイメージでやっていました。
授業の再現をやっておくことで、その後の「自分の言葉でまとめる」作業と「実際に問題演習をする」時の定着度が変わってきます。
この作業はなるべく授業後すぐにやりましょう。
時間が経てば経つほど、授業でやった内容はどんどん忘れていってしまいます。
また、授業を録音するのも1つの手です。
僕も浪人時代は授業の音声を録音していました。
復習の際にそれを倍速で再生し、ノートやテキストを見ながら頭の中で授業を再現していました。
自分の言葉でまとめる
授業の再現が終わったら、授業の内容を自分の言葉でまとめ直しましょう。
自分の言葉でまとめるには、内容を完璧に理解していないとできません。
逆に、自分の言葉でまとめることができれば、しっかりと理解しているということになります。
これの作業は、インプットの後のアウトプットに当たります。
ここでしっかりとアウトプットすることで、理解度が格段に上がります。
慣れてくると、録音した音声を聴きながら、自分の言葉でまとめることもできます。
実際に問題演習をする
最後に問題演習によるアウトプットを行います。
ここまで、授業を再現したことと自分の言葉でまとめたことで、授業の内容ははぼ完璧に理解し、定着しています。
なので問題演習でのアウトプットは、もちろん量によりますが、そこまで時間はかからずにできます。
しかしこれだけやっても、問題演習をして間違える問題は出てきます。
「間違えたところ」=「まだ定着していないところ」なので、時間をかけて定着させていく必要があります。
この復習法はあくまで一例です。
復習の仕方は人それぞれですが、とにかくアウトプットを中心に復習しましょう。
まとめ:効率の良い勉強をしよう
効率の良い勉強法は、インプットよりもアウトプットに時間をかけることです。
覚えることに時間をかけすぎて、覚えたことを使わないと、全く定着しません。
今までインプット中心の勉強をしていた人は、今日からアウトプット中心の勉強に変えましょう!
効率の良い勉強をすることが、手っ取り早く点をとるための最短の道です。
「インプット」と「アウトプット」の意味をしっかり理解し、3:7の割合で勉強すれば、自ずと理解度は上がっていくでしょう!
今回は「インプット」と「アウトプット」の関係を理解して、効率よく勉強する方法を紹介しましたが、効率よく勉強する方法は他にもあります。
効率よく勉強するには集中力が不可欠です。
簡単に集中状態に入る方法を知りたい人はこちらも読んでみてください。
また、他の勉強のコツの記事は下記にまとめているので、ぜひ読んでみて下さい。