1950年から漫画『PEANUTS』の連載が始まって以来、老若男女誰もが知るキャラクターとなったスヌーピー。
実はこの”スヌーピー”というのは漫画の名前ではなく、『PEANUTS』というのが漫画の名前で、スヌーピーは漫画の中のキャラクターのひとりなんです。
どうもこんにちは。たか(@taka_manatabi)です。
スヌーピーは日本でも人気なキャラクターですが、実際に漫画を読んだことがある人は少ないのではないでしょうか?
『PEANUTS』のストーリーの中には、人生に活かせるような名言がたくさんあります。
ふわっとカッコいいことを言ったり、シリアスなことをユーモアに言ったり。
ということで今回は、そんな漫画『PEANUTS』から、人生に活かせるスヌーピーの7つの名言を紹介します。
ゆるーく、ふわっとしたスヌーピーが、私たちに人生の教えを説いてくれるでしょう!
漫画『PEANUTS』
名言の前に、まずは『PEANUTS』がどんな漫画なのかを簡単にみてみましょう。
『PEANUTS』はアメリカ人の漫画家、チャールズ・M・シュルツが1950年に連載を始めたヒューマンコミックです。
主人公はチャリー・ブラウンという男の子で、彼の飼い犬がスヌーピーです。
物語は、チャーリーやスヌーピーと、その周りの人たちが織りなす短いシュールなストーリーが多く、今で言う4コマ漫画のような形でした。
スヌーピーの名言
それではスヌーピーの名言を紹介します。
漫画の原文(英語)と和訳した日本語を載せますが、日本語は僕なりの意訳です。
また、僕なりにそれぞれの言葉を解釈してみました。
皆さんもいろいろ考えながら読んでみてくださいね。
名言1:自分の現状に不満がある人へ
「配られたトランプで勝負するしかないんだ.. それがどういう意味であってもね」
“You play with the cards you’re dealt.. Whatever that means.”
人間誰もが他人を羨んだり自分を僻んだりすることはあります。
自分の現状や立ち位置を悔やむのではなく、それを受け入れ、そしてその中でベストを尽くすことが重要なんです。
成功している人は、まず自分の状況を理解し、それからどうすればベストを尽くせるかを考えています。
自分の置かれた状況や環境に文句を言っていても、その現状は全く変わりません。
配られたものは配られたもの。与えられたものは与えられたもの。
その中でどう戦うかが重要なんです。
「配られたトランプで勝負するしかないんだ.. それがどういう意味であってもね」
これが1つ目の名言でした。
名言2:悩みや辛いことがある人へ
「上を見続けるんだ.. それが人生のコツさ..」
“Keep looking up.. That’s the secret of life…”
これは個人的に、日本人に一番聞いてほしい言葉です。
海外に住んでいた頃、日本に一時帰国するたびに「日本人下向きすぎ!」ってよく思っていました。
海外の人は楽観的で常に元気な海外の人に比べて、日本人は気持ち的にも後ろ向きの人が多いように感じます。
そしてこの言葉の一番のポイントは、上を「見続ける」という点です。
ただ上を見るのではなく、上を「見続ける」んです。
何かに悩んでいたり、辛いことがある時は、上を見続けてみてください。
自分の悩んでいたことなんてちっぽけに思えるかもしれませんし、辛いことがあっても涙がこぼれることはありません。
下ばっか見ずに上を見ましょう!上を見続けましょう!
「上を見続けるんだ.. それが人生のコツさ..」
これが2つ目の名言でした。
名言3:働きすぎ、勉強しすぎな人へ
「明日が素晴らしい日だといけないから、うんと休むのさ..」
“I need plenty of rest in case tomorrow is a great day..”
これも日本人に聞いてほしい言葉です。
日本人には、仕事にしても勉強にしても、頑張りすぎて途中で燃え尽きてしまう人がいます。
そうならないように、たまには休みましょう。
今日しんどかったら、明日は良い日になるかもしれませんよ。
そのためにたくさん休憩しておきましょう。
この言葉は、ちゃんと休める人は仕事ができる、勉強ができる、という逆説的な表現でしょうか。
自分の弱さを認める人こそ強い人間なんです。
ソクラテスの「無知の知」と同じですね。
とにかく、うんと休んでみましょう。
「明日が素晴らしい日だといけないから、うんと休むのさ..」
これが3つ目の名言でした。
名言4:何もかもから逃げ出したい人へ
「塀を乗り越えてみたけど、そこもまだ同じ世界だった!」
“I climbed over the fence, but I was still in the world!”
これは、チャーリーが「何もかもから逃げ出したくなる時がある」と言ったのに対し、スヌーピーが「自分もそう思ったことがあるな…」と回想するシーンでの言葉です。
スヌーピーはもともと、Daisy Hill Puppy Farmという子犬園にいた犬です。
何も考えてなさそうなスヌーピーですが、そこから抜け出したいと思ったこともあるみたいです。
でもそこの塀を乗り越えても、そこも同じ世界だったみたいです。
壁を乗り越えてもまた別の壁が現れ、それを乗り越えてもまた壁が現れる。
人生は壁を乗り越え続けないといけないんです。
そんな人生の比喩ですかね。
「塀を乗り越えてみたけど、そこもまだ同じ世界だった!」
これが4つ目の名言でした。
名言5:つい人に頼ってしまう人へ
「何かやり遂げたいことがあるなら、自分でやるべきだよ!」
“If you want something done, you should do it yourself!”
本当にその通りです。
自分の人生を決めるのは自分なので、やりたいことがあるなら自分で成し遂げるべきなんです。
もちろん人に頼ることが必要な時もあります。
でも、最初から人に頼るのではなく、まずは自分なりに努力をしてみてはどうですか?
最初から人に頼ってしまっていては、自分の成長はありません。
最後に自分の人生に責任持てるのは自分自身です。
自分の成長のためにも、まずは1人でやる努力をしましょう。
つい人に頼りがちになってしまう時に、スヌーピーを思い出して自分のことはまず自分でやってみましょう!
「何かやり遂げたいことがあるなら、自分でやるべきだよ!」
これが5つ目の名言でした。
名言6:はじめの一歩が踏み出せない人へ
「お皿を見つめていても料理でいっぱいになんてならない!」
“A watched supper dish never fills!”
そんなこと分かっているんです。でも見つめてしまうんです。
なかなか一歩が踏み出せないんです。
そんな人間の弱さがユーモアに描かれていますね。
先ほども出てきましたが、自分の弱さを知っている人は強い人間です。
弱さは自分を見つめることで浮き彫りになります。
本当に弱い人間は自分を見つめることなく、見栄を張り、権力を振りかざし、他人を支配し(ているつもりになっ)ているだけで満足している人です。
そういう人は、自分の弱さに気づいていないか、弱さを出すのが怖くて怯えている臆病な人ではないでしょうか。
自分の弱さを認めて、大きな一歩を踏み出しましょう!
「お皿を見つめていても料理でいっぱいになんてならない!」
これが6つ目の名言でした。
名言7:夢を持っていない人へ
「犬だって望めば空を飛べるんだ..」
“Dogs could fly if we wanted to..”
普通に考えたら犬が空を飛ぶことなんてできません。
でも、世の中の成功者たちは、周りから不可能だと言われたことを可能にしてきたんです。
世の中を変えるくらい大きな夢を持てとは言いませんが、夢は大きくてなんぼです。
夢を持ってその方向に向くことが、大きな一歩になります。
大きな夢は自分の原動力になります。
大きな夢は他の人に影響を与えます。
大きな夢は人の心を動かします。
大きな夢ってそれくらいの力があるんです。
ケタ外れの夢でいいんです!夢を持ちましょう!
「犬だって望めば空を飛べるんだ..」
これが7つ目の名言でした。
まとめ
スヌーピーは、一見なんとでもないことを言っているんですが、実は人生において大切なことを教えてくれているんです。
そんなスヌーピーの人生に活かせる7つの名言は、
- 「配られたトランプで勝負するしかないんだ.. それがどういう意味であってもね」
- 「上を見続けるんだ.. それが人生のコツさ..」
- 「明日が素晴らしい日だといけないから、うんと休むのさ..」
- 「塀を乗り越えてみたけど、そこもまだ同じ世界だった!」
- 「何かやり遂げたいことがあるなら、自分でやるべきだよ!」
- 「お皿を見つめていても料理でいっぱいになんてならない!」
- 「犬だって望めば空を飛べるんだ..」
名言の紹介とともに、それぞれの名言を僕なりに解釈してみました。
皆さんはどう解釈しましたか?
解釈に正解も不正解もありません。
自分なりにスヌーピーの言葉を解釈し、自分の人生に生かしましょう!
また今回スヌーピーの名言に触れてみて、「もっと知りたい!」と思った方は、『PEANUTS』の中の名言が本になっているので、ぜひ読んでみてください。
また、他の名言の記事は下記にまとめているので、ぜひ読んでみて下さい。