どうもこんにちは。たか(@taka_manatabi)です。
「パレートの法則」というのを聞いたことはありますか?
このパレートの法則は、あらゆる作業を効率的に行うための考え方として知られています。
パレートの法則を意識するだけで、あなたの生活が激変するかも!?
と言うことで今回は、パレートの法則とその具体的な3つの例を紹介します。
こんな人にオススメ
- パレートの法則を知りたい
- 効率的に物事を進めたい
パレートの法則とは
パレートの法則は、1980年にイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱した法則です。
パレートの法則を簡単に説明すると、
成果の80%は、行動の20%が生み出す
という法則です。
その数字から「80:20の法則」や「8:2の法則」と言われることもあります。
Apple社のスティーブ・ジョブズが、このパレートの法則を用いて業績を回復させたことで有名です。
スティーブ・ジョブズの名言はこちらで詳しく紹介しています。
人生を豊かにするスティーブ・ジョブズの3つの名言【英語で学ぶ名言集】
パレートの法則はあらゆる分野で成り立つ
一言で「成果の80%は、行動の20%が生み出す」と言われてもピンとはこないですよね。
実はこのパレートの法則は、経済、人間関係、日常生活など、あらゆる分野に当てはまる法則なのです。
いくつか例をみてみましょう。
- 全所得の80%は、人口の20%の富裕層が稼ぐ
- 会社の利益の80%は、顧客の20%が生み出す
- 離婚件数の80%は、離婚経験者の20%が占めている
- ソフトウェアの利用者の80%は、全機能の20%しか使わない
- 都市の交通量の80%は、都市全体の道路の20%に集中している
このように、様々なことに当てはまるのです。
もっとわかりやすく日常生活に当てはめてみると、
- 自室にいる時間の80%は、部屋の20%の場所で過ごしている
- LINEのトークの80%は、追加済みの友達の20%が占めている
- スマホを使う時間の80%は、所有するアプリの20%しか使わない
日常生活の例だと「確かにそうかも」って思うのではないでしょうか?
この「80:20」という割合が「90:10」や「70:30」になることはあっても、多くの分野で適用される法則です。
パレートの法則の活用例
では実際に、パレートの法則を活用して、効率よく物事を進める具体例をみていきましょう。
今回は
- 勉強
- 仕事
- 日常生活
の3つの例を取り上げます。
パレートの法則の活用例:①勉強
勉強でパレートの法則を活用する場合、以下のようになります。
テスト問題の80%は、試験範囲の20%から作られている
例えば、試験範囲がテキスト100ページなら、その中の重要な20ページがテストの80点分を占めるということです。
つまり、最重要項目の20%をおさえれば、80点は取れるということです。
これが本当に効率の良いやり方なのか、実際に数字で考えてみましょう。
例として、100点満点×5科目のテストを考えます。
自分が勉強するパワーを100とし、どのようにこのパワーを分配するのかを考えてみます。
分配の仕方は以下の3つ。
- 5科目に均等に20%ずつ
- 3科目に集中し、2科目はちょっとだけ
- 1科目に全てのパワーを費やす
それぞれの場合で一番効率の良い方法はどれでしょう。
以下の図を見ればすぐにわかりますね。
各科目の最重要項目の20%を抑えるのが、結果として一番高い合計点数になります。
パレートの法則を意識して勉強すれば、効率よく高得点が狙えますね。
パレートの法則の活用例:②仕事
仕事でパレートの法則を活用する場合、以下のようになります。
仕事の成果の80%は、仕事の20%が占めている
例えば、やらないといけないタスクが10個あるなら、そのうちの2個が成果の80%を占めることになります。
つまり、成果に直結する20%に集中すれば、80%の成果は出せるということです。
わかりやすく図にしてみました。
成果に直結する2割と、それ以外の8割を見分けるのが、いかに大切かがわかりますね。
これが、「短い時間で成果を出す人」と「時間をかけても仕事が終わらない人」の大きな違いです。
パレートの法則を意識して仕事をすれば、短い時間で効率よく成果をあげられます。
パレートの法則の活用例:③日常生活
最後に、日常生活でパレートの法則を活用する場合です。
ここでは「服」について例をあげます。
この場合、パレートの法則は以下のようになります。
生活の80%の時間来ている服は、持っている服の20%だけ
例えば、クローゼットに20着の服があるなら、そのうち4着を来ている時間が80%を占めているということです。
つまり、残りの8割の服(16着)を捨てても、生活にはほとんど影響はないのです。
「断捨離」や「ミニマリズム」という言葉をよく聞きますが、パレートの法則を意識すると、簡単に物を捨てられます。
同じように、家具や小物、文房具なども断捨離できますね。
基本的に、ミニマリストと言われる人は、このような考え方で家に置く物を決めています。
部屋の物を少なくしてスッキリさせたい方は、パレートの法則を意識して断捨離をしてみてください。
また、断捨離の際には「捨てるか捨てないかは5秒だけしか考えない」という「5秒ルール」も効果的です。
「5秒ルール」についてはこちらで詳しく紹介しています。
やる気がなくても行動に移せる「5秒ルール」とは?【ファーストチェス理論】
まとめ:パレートの法則を意識してシンプルで効率的に!
今回は「パレートの法則」という物事を効率的に進めることのできる法則を紹介しました。
様々な場面で応用できる法則なので、あなたの生活の中でパレートの法則を活用できるところを探してみましょう。
また、他の効率化の記事は下記にまとめているので、ぜひ読んでみて下さい。